大規模災害発生時は、自宅での生活が困難になり、避難所生活を余儀なくされる場合があります。
避難所は、地域で支えあい助け合いながら運営していくひとつの町のような施設であり、地域住民による「自主運営」を基本としています。
避難所は、原則、市の職員が参集し開設しますが、市の職員も住民と同様に被災する可能性があり、また、道路事情などから避難所に参集できないことも予想されます。
避難所に集まった住民自らが早期に避難所を開設できるように、初めに(ファースト)やるべき任務(ミッション)を記載した手順書と最低限必要となる資材を入れた箱(ボックス)が「ファーストミッションボックス」です。
手順書は、「誰でもできる」、「みんなでやれる」をコンセプトとし、避難所について詳しく知らない方でもわかりやすく具体的な手順が書かれています。
災害時に避難所となる市立小学校の体育館の入口付近に置いてあり、壁等に標識が貼られています。
また、箱に鍵はしていないので、誰でも開けることができます。
大規模災害発生時、3人以上集まったら箱を開けてください。
中に入っている手順書に従って、集まってきた人と協力しながら避難所開設のためのミッションをこなしていきます。
ファーストミッションボックスの概要と各班の業務についてまとめた動画です。
この一本をご覧になることで、避難所開設やファーストミッションボックスについて理解することができます。
ファーストミッションボックスには、避難所(体育館入口屋外)に設置されているボックスと防災備蓄倉庫に収納されているボックス(資材収納箱)の2種類が存在し、中には「手順書」と「最低限必要な資機材(マジック、養生テープ、メガホン、軍手など)」が収納されています。
また、避難所開設には、防災備蓄倉庫の資器材(簡易トイレなど)も使用します。
ボックス内に収容されている「手順書」は、ファーストミッションボックスの避難所開設において、最も重要なものになります。
誰にでもわかるように、一つひとつ手順が示されています。
手順書は「本部長」、「副本部長」、「安全班」、「検温消毒班」、「トイレ班」、「住居班」の6種類あります。
手順書は各学区によって内容が違います。
また、手順書の一部は以下のリンクから確認することができます。
ファーストミッションボックスによる避難所開設は、6つの班(合計17人)でミッション進めていきます。
避難者のみんなで協力し合いながら進めていきます。
自主防災組織や防災訓練計画に携わる町役員等の方については、ファーストミッションボックスの詳細ページをご覧ください。